ユーザー感覚は学生アルバイトさんとの打ち合わせを通してコンテンツに取り込んでいきます。
「ユーザーに一番近い感覚で書籍を作りたい」、「国試対策という全医師が通る道にアプローチすることで医療の底上げに貢献したい」という思いをもって、まず医学部卒業と同時にメディックメディアに入社しました。しかし実際に働き始めると、近年の国試の臨床的な判斷を問う傾向を強く感じたり、各種画像検査の判読についてスキルが足りないと自覚したりと、実際に自分で臨床を経験した方がよりよいコンテンツを作るための土台を作れるのではないかと思うきっかけが多々ありました。編集長にその思いを伝えたところ、「自身のキャリア形成のためにもいい選択だと思う。ぜひ初期研修を受けておいで」と優しく声をかけてもらいました。社員にとってベストな選択をそっと後押ししてくれるのは、メディックメディアが働きやすいと思うポイントの一つです。
担当したコンテンツと研修医時代に使った本と聴診器はいい宝物になっています。
初期研修の後に医師国家試験、中でも特に必修問題をみると、「研修医になるにあたってまず知っておいてほしいこと」が多く問われていると改めて感じました。そこで、医師国試模試の問題選定などの際には、出題基準や過去問との比較に加え「研修医になってすぐに必要になった知識ってどんなことがあったかな?」という自身の経験も織り交ぜて検討することでコンテンツ作りに貢献しました。
打ち合わせの中で学生アルバイトさんに「臨床でここがポイントになるんだよね」というお話をすると、いいリアクションが返ってきてうれしくなります。また、そのリアクションを見て「学生さんがあまり知らない知識だから、原稿に載せよう」といった判断もでき、臨床での経験がコンテンツの質の向上に生きているという実感をもちながら仕事ができています。
サークル活動も充実。クイズ研究会を立ち上げ、大学時代に不完全燃焼だった競技クイズを再開しました。
僕自身、医学部に入ってから気付いたのが「自分で思っているよりも、苦しんでいる人や血を見ることが苦手だ」ということでした。最初はそういったネガティブな理由から医師として病院で働く以外の選択肢を探すようになりました。没頭できるほど興味のある分野があれば研究に進んだのでしょうが、そういうわけでもなく。ただ、「6年かけて学んだ医学というものを最終的に生かせる選択をしたい」と思っていたときに、生協にあったメディックメディアの無料情報誌で求人を見かけ、「これだ!」と思って応募した経緯があります。
今ネガティブな理由から医師以外の職業選択を考えている方も、メディックメディアでの働き方を知って、その中でポジティブな志望動機を見つけてもらえるとうれしいです。みなさんと一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。
休日の過ごし方
休日は友人との麻雀の勉強会や、1週間分のごはんの作りおきをして過ごすことが多いです。作りおきは研修医の頃あまりできず、メディックメディアに戻るとともに再開した習慣です。野菜と肉料理を4品ずつ作って、お肉だけ日替わりにして平日のお弁当に。ピーマンと人参の千切りが無駄に上手くなりました。笑