研修医役で本に出演してしまいました。
理系出身だったので、学生時代は論文読んで実験しての充実した毎日でした。
でもそれだけじゃなく、実験の合間にはバンド活動や宅録などにも没頭し、映画もたくさん見てました。
もともと研究と同じくらい音楽や映像に対する興味があったんです。だから就職も理系出身の強みを生かせて、なおかつ音楽や映像に関われる可能性はないかなとずっと考えていました。
そのとき興味を持って応募したのがメディックメディア。医学を伝えるために、本だけでなくいろんなメディアの可能性を考えている感じがして。今思えば、宅録や映画に没頭してたのが、メディックにつながったんですね。
録音したデータをスタジオでチェック。
初めに任された仕事は『診察と手技がみえるvol.1』の改訂でした。
改訂といっても、新規ページをつくったり、撮影ロケにいったり、新しくCDを付録でつけたり、表紙やカバーもリニューアルしたりと、いろいろな経験をさせてもらいました。
この本の仕事は、カメラマンやデザイナー、レコーディングエンジニアなど外部の人と仕事をさせてもらう機会が多く、とても刺激的な毎日を過ごすことができました。
なかでもCDのレコーディングでは、学生時代に音楽をやっていた経験を生かして仕事ができ、とても充実した現場でした。
インターンシップにて、メディックの書籍作りをプレゼンしてるところです。
その後、『病気がみえる』に携わり、メディックならではの『みえる』の作り方を覚えていきました。
そして、入社4年目に研修医向けの技術本を担当したときに、「注射や採血は研修医だけじゃなくて看護師もやるし、看護師版の『みえる』も作れるな。
看護技術のビジュアル本は多いけど、『みえる』形式でやれば他書とはイラスト数が圧倒的に違うものが作れる。勝てるかも。」と思ったのがきっかけで、看護向けの新シリーズを立ち上げました。
予想したとおり、既に出ていた類書を圧倒して、看護技術でのシェアをとることができました。
これをきっかけに今までいた医学系編集部から看護系編集部へ異動、今は編集長として書籍作りだけでなく、仕組み作りや、採用などに関わっています。
これまでとは、仕事の量も種類も増えて戸惑いながらも、看護分野で、メディックのシェアを伸ばすべく頭を悩ませる日々です。
休日の過ごし方
休日は登山やキャンプに行くのが楽しみです。外に行くときは必ずカメラを持って行き、外にいかないときは写真や動画の編集をしています。
写真は陣馬形山キャンプ場での一枚。