STEP01
編集者から各項目の原案(テキストとイラスト案)が渡されます。まずはそれに目を通し、「重要なポイントは何か」を把握します。 また原案にあるレイアウト案をアレンジし、より伝わりやすい形に変えて提案することもあります。
ちなみにイラストレーターが編集作業の段階から関わることもあります。
STEP02
必要に応じて自分でも解剖書などの様々な文献を調べます。編集者から渡される原案には参考資料も添付されていますが、実際にイラストを描くとなると、その資料だけでは細部を十分に描くことができないということがよくあるからです。
絵を描くだけでなく、学習する力も重要になることが多くあります。
STEP03
実際にイラストを描きます。下書きだけは鉛筆でないと!というアナログ派、直接タブレットで描き始めるデジタル派に分かれますが、最終的にはIllustratorというソフトで作成します。
また、写真の処理はPhotoshopというソフトで行います。これらの素材と本文のテキストデータを、InDesignというソフトでレイアウトします(組み版)。
STEP04
データ化した原稿は、編集者、監修の先生、校正者など大勢の厳しい目でチェックされます。
その後の打ち合わせで、編集者からは更なる改案がなされたり、先生からは医学の最新知見による修正が入ったりと、内容がドンドンブラッシュアップされます。頻回にある「打ち合わせ」ではコミュニケーション能力が必要となり、「修正」の繰り返しは忍耐力が試されます。