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ビジョン
メディックメディアの仕事

    医師・医学生を対象とした書籍の発行

“year note”世代

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    メディックメディアの柱を成す書籍といえば『year note』。

    医学の進歩に伴い日々増加していく“おさえておくべき医学知識”を、わかりやすく整理・凝縮した構成と、最新性を重視し毎年改訂を行うスタイルが評価され、1994年から、医学部6年生の所有率、ほぼ100%を達成し、現在に至ります。

    つまり、1994年以降に医学部を卒業したドクターのほとんどが『year note』を使用した世代―“year note世代”なのです(2024年現在、累計およそ39万人)。

    このyear note世代の要望を受け、『year note』は当初の“医師国家試験対策”から“医師生涯教育支援”へと役割を拡大し、医学生のみならず、かつて『year note』を使用していた研修医、専門医へと読者層の幅を今も広げています。


    看護師・コメディカルを対象とした書籍の発行

その広がりは、看護、コメディカルへ

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    読者が必要とする情報を、“わかりやすく”、“整理・凝縮して”構成するという方法論と、それに基づいて制作されたコンテンツ、それこそが『year note』を中心としてメディックメディアが育んできた財産にほかなりません。

    そしてメディックメディアは、この方法論を、医師だけでなく看護師、その他のコメディカルスタッフを対象とした事業へと広げてきました。

    既に看護師・看護学生を対象とした事業では大きな成功をおさめており、『看護師・看護学生のためのレビューブック』は発行3年目で90%以上のシェアを達成、2024年現在、およそ105万人が使用しています。

    そして管理栄養士、社会福祉士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士分野にも参入、成功をおさめ、さらにあたらしい分野への進出を目指しています。


    視覚表現を重視した書籍の発行

医学が“みえる”ように

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    メディックメディアでは、編集者だけでなくイラストレーターや医学部出身者も社員として積極的に採用・育成しています。この結果、徹底的にビジュアル化にこだわることができる体制が整えられました。

    こうした体制のもとで制作される『病気がみえる』シリーズは、圧倒的な量の「ポイントをついたビジュアル」で構成され、今までにない医学書のスタイルを確立しました。

    読者層は、医学生、看護学生のみならず、多くのコメディカルスタッフにまで広がっています。

    ビジュアルは、専門の壁を越えて、あるいは国境を越えて広まる可能性を秘めています。将来的には、一般の方々、海外の方々へまで、小社のコンテンツを届けていきたいと考えております。


小学生にも『病気がみえる』?

    『病気がみえる』はチーム医療を担うさまざまな職種のスタッフや学生に活用されていますが、それ以外の一般の方にご愛用いただいているケースもあります。

    今回はその一例として、石原司君のことをご紹介します。

    司君は小学6年生(2017年時点)の男の子です。小学生である司君が、なぜ『病気がみえる』を読むことになったのでしょうか。

    それは、お父さんの本棚で見つけた『病気がみえるvol.1消化器』がきっかけでした。

    『病気がみえるvol.1消化器』は、司君のおじいさんが膵臓の病気を患ったことを機に、司君のお父さんが購入したものです。

    もちろん司君の学習のために購入したのではなく、司君のお父さんがおじいさんの病気のことを少しでも知るために読もうと購入し、本棚に置いておいたものでした。

    司君はこれをたまたま見つけ、なんとなく、どんな本なのかよくわからないままにパラパラとめくってみたそうです。司君は、胃や腸など、からだの内部のことがたくさんのイラストや写真で表現されている『病気がみえる』に引き込まれていきました。読み進めていくうち、司君は「ひとのからだってこんなふうになってるんだ!」と驚き、おもしろいと思うようになっていったといいます。

    それから他の臓器にも興味をもつようになった司君は、他の『病気がみえる』シリーズも読むようになり、今ではほとんどの巻を読み終えています。

    『病気がみえる』を読んでからだのおもしろさに触れた司君は、自分や家族、友達の体調がすぐれないとき、からだの内部で何が起きているのかをすぐに考えるようになったそうです。また、命の尊さについて深く考えるようになり、多くの人々が健康であって欲しいという気持ちが強くなりました。司君は、「将来はお医者さんになってみたい」と語ってくれました。


    多彩なメディアでの展開

出版社からコンテンツメーカーへ

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    “ メディックメディア ” という社名は、「書籍だけでなく多彩なメディアを使っていきたい」という思いを込めて、命名されました。

    現在、これまで “ わかりやすく ” 、 “ 整理・凝縮して ” 構成してきた書籍を、多彩なメディアで使いやすく、より分かりやすいコンテンツに進化させる試みを行っています。

    自社開発した『medilink』という電子書籍サービスでは、『病気がみえる』のような文章とイラスト・写真が組み合わさったビジュアルが主体のコンテンツもスマートフォンで読みやすくし、いろんな本やサイト、動画と結びつくように工夫しました。

    また医学生の国家試験問題集、『クエスチョン・バンク』のオンライン版は、毎年国家試験が近づくにつれ登録が増え、最終的には受験生の9割の方が登録するようになっています。

    今後は、医学と看護が中心のこの試みを、書籍同様にその他の分野に広げて行くとともに、AR・VRやゲーミフィケーションなどを駆使し、もっと使いやすくわかりやすい教育コンテンツを開発していきたいと考えています。